BLOG

『わたしの描き方』制作ウラばなし① 〜概要編〜

2021.7.30

Behind The Scenes, Recruit

最近、「ノージーのひらめき工房」内のコーナー・「わたしの描き方」の反響を

SNSを中心に多く見られるようになってきました。

有り難いことに、大人の視聴者の方もこのコーナーを好んで見てくださっているとのこと。

コーナーきっかけではありますが、

年齢の枠を飛び越えて多くの皆様に番組を見て頂き、たいへん嬉しく思っております。

 

ここでは改めて「わたしの描き方」コーナーについて、

弊社の制作側の視点から少しだけ詳しく、コーナーの紹介をしていけたらと思っています。

実は立ち上げ当初から9年近く続くコーナーです。

少し長くなりそうなので、シリーズに分けてご紹介してくことにします。

 

 

 

シリーズ1回目はコーナーの概要についてです。

 

「わたしの描き方」はプロの漫画家・作家さんの「顔」の描き方を子ども達に紹介する

2分間程のコーナーです。

これまでに楳図かずおさん、松本零士さん、寺田克也さん、江口寿史さん、

大暮維人さん、種村有菜さんなど多くの方々にご出演いただきました。

プロの漫画家・画家・イラストレーター・絵本作家の先生方が、

ご自身の仕事場、道具で「顔」を描くプロセスを真上から撮影します。

(映像では紙とペンと手だけが映っている状態になります。)

そしてコーナーの最後に描き終えた絵を手に「これが私の描き方です。」という

コメントを一言頂きます。

 

 

当たり前な話ですが、描く人が変われば手法もこだわりもそれぞれ異なります。

描き出す順番、大切に描き込むパーツ、一気に世界観へ引き込むための一筆・・・

何千回、何万回と繰り返されてきた動作から生み出される迷いの無い線。

短い放送尺からでも、洗練された匠の技術を垣間みることができます。

私もこれまで幾度となく試写をしてきましたが、

見るたびにゴクリと息を飲み込むような、緊張感と新たな発見があります。

むしろ限られた尺だからこそ

濃縮して魅せることのできるコーナーだと個人的には思っています。

 

ノージーのスタジオパートでは、キャラクタ−達が自由に発想して工作を楽しんでいます。

「わたしの描き方」コーナーではプロの技を通して、子ども達にモノをつくる楽しさ、

素晴らしさを伝えていきたいと思っています。

夢中になって何かを作るって、やっぱり面白い。

夢中になって描き続けた先に唯一無二が生まれるのだと、見る度実感します。

 

まだご覧になったことのない方も、絵を描かれる方も絵が苦手な方も、

「わたしの描き方」、ぜひご覧になってみてください。

 

シリーズ2回目は撮影にいたるまで・ご出演にあたってのエピソード、

引続き制作のウラばなしをご紹介していきます!

 

 

<番組紹介>

NHK Eテレ「ノージーのひらめき工房」

好奇心旺盛なノージーは、日常の中から見つけたある事象をいつも楽しい遊びへと発展させていきます。工房で仲間のクラフトおじさんとシナプーたちと一緒に繰り広げられる、ひらめきとチャレンジに溢れる創作遊び。

テレビの前のお子さんたちも真似したくなる工作のアイデアが目白押しです!

関連ページ:「ノージーのひらめき工房ってどんな番組?」

 

本放送(Eテレ) 毎週土曜 午前8:10~8:25

再放送(Eテレ) 毎週水曜 午後15:45~16:00

制 作  NHKエデュケーショナル・ビヨゴンピクチャーズ