Peopleインタビュー01 /寺嶋章之
Behind The Scenesインタビュー動画を公開しました
ビジュアリスト/クリエイティブディレクター
biogon pictures inc. CEO
TERASHIMA Akiyuki
Q.大事にしていることは?
この人が何かをしたい、こうしたいと思うことが、どうしたら一番届くかな、 ということは常に考えています。
例えば、自分はなぜ今話を聞いていて興味が持てないんだろう、みたいなことはいつも考えるようにしていて、さまざまなアプローチをして、自分が興味を持てる状態になった時に、これは視聴者の人にも届くことになるだろうと考えています。
面白いところを見つけて、 そこを大事にしながら、それを大きく育てていくような、
そこから関係を作っていくみたいな、そんな仕事の仕方をしていると思います。
発注者の方に「これを表現してください」「自分で考えているここを見せてください」と言われるんだけれども、別のところから話をしていき、そこも少し感じるようなものにする方が良いところが届きますよ、みたいな。 そんな話ができる関係というか。
Q.映像とは?
映像の仕事に携わってもう30年近く、
今まで作った映像は数えたことはないけど、1000単位だと思います。
映像が一番具体的だと思いますね、届けられるものが。
その人がこう感じて欲しい、みたいなことをピンポイントで届けることができるんじゃないかな。
ただ、映像はその時間を拘束するんですよ。その時間軸で相手に届けることが大事で。
あと映像には時間軸のない平面のデザインみたいなものも同時に存在していて、その組み合わせ方で相手にどう届くかをコントロールできる稀有なメディアですね。
Q.得意なこと、やりたいこと
映像の画面構成が優れているものは結構多いと思うんだけれども、それと時間軸が一緒になって、すごく良い形でコンビネーションしてるというのは中々無くて。
そこは自分の得意なところだと思います。
その両方のコンビネーションが絶妙だと、凄いかっこいいだとか、気持ちいいとかって言われるものになるんですよね。
例えばインタラクティブ性があるものとか、その時間を拘束しなくてもそれぞれの見る人の時間でそういうものが感じさせるものをやっていかなきゃいけない。
ユーザーエクスペリエンスとか、そういう分野のことをもっとやりたい。ウェブサイトもそうですし。
自分の表現の領域がもっともっと広がるようなことがあれば、その可能性が出てくるような仕事はしたいし、そういう出会いはしたいと思います。