もう一度夢中になる
My Favorite Things夏休みに「作文の題材にしたいから、どこかへ連れて行って」とねだったら
「何かスペシャルなことが起こった時に筆をとるようでは本物ではない。
無から有を生み出すのが真の作家なのだ」
と言われ、子供心になるほどそんなものかと思ってたんですけど、
今考えたら普通に出かけるのがめんどくさかっただけですね。
山科です。
先日友人のRちゃんが「これK子が私にくれた台湾のお土産なんだけど」と言って、ペンを1本見せてくれました。
台湾の文学館だか書店だかで買ったものらしく
一本一本小説から引用された一文が刻まれているんだとか。
で、Rちゃんがもらったペンの文句がこちらです。
「再瘋狂一點吧」
このRちゃんは、一緒に演劇をやってきた人で
あと10分後には、半年間時には寝ずに準備してきた舞台の千秋楽が始まるぞという時に
「来週から彼氏とグアムか〜楽しみだな〜」などとウキウキで語りだして
周囲をぞっとさせるような奴なんですが、曰く、
「翻訳したら、K子がわざと私にくれたのかと思ったよ」
再瘋狂一點吧
訳すとこちら。
さすがK子は皮肉がきいてるね〜と一緒にひとしきりケラケラ笑いました。
その後、これなんて発音するんだろうねと、もう一度翻訳アプリにかけてみたところ
アプリによって訳に差が出るようです。
前述は百度翻訳。Google翻訳だとこちら。
ケラケラ笑っていた分だけ一瞬しんとしました。
「もう一度夢中になる。」
外国語からの翻訳だからこそ出会える、ストレートな良い文句ですね。
こういう素直な言葉が大好きです。
結局どちらが正しいのかわからないんですけど
「もっと狂って」と「もう一度夢中になる」と
意味は違うけど現実的に陥る状況は同じだねえとまた笑いました。
最近私は高校生のころ踊り狂っていたPerfumeにもう一度夢中になっています。
むっちゃかわいいですし、最初期の曲も色褪せないですね。
ちなみにRちゃんは「グアムで免税品買ってくるわ」と言い放ったあと
自分が主演の舞台に駆けていって、公演期間中一番の演技をかましてくれるのでいい奴です。
お土産のヴィクトリアズ・シークレットの香水、まだ使ってる。
それだけ。