
biogon pictures のスタッフ日誌
biogon Biogon
久しぶりの投稿の塚本です
先日行われた弊社の会社説明会「BPR2014」にお越しいただいた方もそうでない方も、
弊社HPのaboutに社名の由来が書いてあるのでご存知かと思いますが、
biogon picturesは
「生きていて常にカタチを変えていく映像」
という思いを込めて付けられました。
今回はその「biogon」について、是非紹介したいものがあります。
こちら、ドイツCarl Zeiss社のレンズの一つである「Biogon(ビオゴン)」です。
Sony NEX-7 with Carl Zeiss Biogon T* 35mm F2 ZM
Carl Zeissのレンズにはその構造によって固有の名前がついており
Biogonは対称型設計となっていて、歪曲収差が少ないのが特徴とされています。
ビオ(生命)とゴン(角度)が由来となっています。
Carl Zeissレンズのシェアはとても広く、「Planar」や「Sonnar」が有名ですが、
その他にも様々な種類のレンズが各カメラ社用マウントで発売されていて
世界中で使われています。
また家庭用ビデオカメラからWEBカメラなどにも搭載されていたり、
その名を見たことがある人は多いのではないでしょうか。
しかし、この「Biogon」はハッセルブラッド、コンタックス、
そしてライカMマウントと、付けられるカメラの種類が少ないのです。
最近はミラーレスカメラがブームですが、ミラーレスカメラの構造上、
フランジバックが短くマウントアダプターを介せば
様々な種類のレンズが付けられるようになってきました。
そこで、昔から憧れであった弊社の名前と同じこのBiogonをどうしても使ってみたく、
Sony NEX-7とマウントアダプターを購入し、ライカMマウントのBiogonを搭載しました。
画像左はBiogon T* 35mm F2 右はBiogon T* 28mm F2.8。
(NEX-7はAPS-Cサイズなので焦点距離が35mm換算で約1.5倍になります。52.5mmと42mm相当)
黒い鏡胴に掘られた目盛り、
信頼の証とされる赤いT*マーク、
スリットの入った金属製のフード...
うーむかっこいい。
完全にマニュアル操作になりますが、ずっしりと重量感ありますのでホールド感もよく、
一枚一枚落ち着いて撮る気にさせてくれます。
画質も非常にシャープで、いわゆるキレがありながらよいボケ味が出る、
単焦点レンズの醍醐味が味わえます。
長野県にある日本の光学機器メーカーCosina社がCarl Zeissと共同開発して製作しており、
このレンズはMade in Japanです。
さすが日本製だけあってフォーカスのトルク感や絞りのクリック感は
非常に精度が高いと感じさせてくれます。
そんなレンズで撮った写真がこちら。
昨年、弊社の社員旅行で行った京都は三嶋亭のすき焼き。
どうですか、味があるでしょう?
ええ、味わい深かったです。
こんなグルメ画像の他にも、風景や人物等を撮って
アップしていきたいと思っていますので
このBiogonレンズをどうぞよろしくお願いします。
このレンズやライカレンズなどについて興味がある方は、
こちらのサイトを是非見てみてください。
http://rangefinder.yodobashi.com/lens/index.html
ではまた
塚本